診療内容
下記の疾患を取扱います。
患者様に寄り添った治療を行います。
保険取扱疾患
血管性疾患
正中部母斑、サーモンパッチ(顔面)、ウンナ母斑(後頚部)
顔面の中央(おでこの中央、鼻の中央、鼻の下の中央)、上眼瞼(まぶた)の内側1/3、後頚部の中央に存在する平坦な赤いあざです。通常の毛細血管奇形(単純性血管腫)と異なり、自然消退することがあります。経過を見る場合と積極的にレーザー治療をする場合があります。


スタージ・ウェーバー症候群
顔面片側の広い範囲のあざは、同じ側の脳内に石灰化、血管病変を伴うことがあり、神経症状や緑内障を発症することがあります。顔面片側の広い範囲にあざを認める場合は、頭蓋内の精査が必要です。また、眼科受診が必要となることがあります。
クリッペル・トレノーネイ・ウェーバー症候群
四肢片側の広範囲なあざは、放置すると、思春期以降に、結節形成や静脈瘤を形成することがあります。同側の肢の肥大と延長を認める場合があります。整形外科受診が必要となることがあります。
乳児血管腫(いちご状血管腫)の統合治療(プロプラノロール内服治療)
以前からあった循環器系の内服薬プロプラノロールが、乳児血管腫に効果があることが、最近になり知られるようになりました。内服薬ですが、循環器系の薬剤で、重篤な副作用を認めることがあり、厳重な管理の下、投薬する必要があります。当院では、慶應義塾大学病院との連携で、プロプラノロール統合治療を行います。
プロプラノロール内服を慶應義塾大学病院で行い、レーザー治療を当院で並行して行います。
*詳細は、トピックス「乳児血管腫(赤あざ)の統合治療」を、ご参照ください。