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診療内容

自費取扱疾患 色素性疾患

へんぺいぼはん

扁平母斑(茶あざ)

診断

出生時、思春期からあるあざで、成人になってからできるシミとは異なります。
シミはレーザー治療で改善しますが、扁平母斑は治療の難しいあざです。
表皮(皮膚の浅い部分)にメラニン色素が多く存在するため、周りの皮膚より茶色く見えます。
出生時すぐから存在する場合と、出生後少ししてから生じる場合があります。
思春期以降に生じることもあります。
色素斑が6個以上あるものは、神経線維腫症1型(レックリングハウゼン病)という遺伝性の全身疾患の一症状である場合があります。

治療成績

治療の難しいあざです。
先天性の扁平母斑は、小さいうちに治療する方が高い効果が得られます。
特に新生児期は、皮膚の肌色が未発達で色が白いので、少ない副作用で、効果の高い治療ができます。
思春期になって発生する遅発性扁平母斑は、比較的多くの方に効果を認めます。

発生頻度

よく探せば、10~20%の割合で見つけることがきます。
めずらしいあざではありません。

ピコ秒YAGレーザー

これまでは、「Qスイッチルビーレーザー」というレーザーが使用されてきました。
「Qスイッチルビーレーザー」による治療は、保険適応があります。
新しい「ピコ秒YAGレーザー」も使用されるようになってきました。
残念ながら、扁平母斑に保険適応はありません。
保険適応はありませんが、扁平母斑に対して、副作用の少ない「ピコ秒レーザー」での治療をお勧めしています。
「ピコ秒レーザー」は、従来のレーザーと比較して、同等かそれ以上の効果を期待でき、レーザー照射時に生じる副作用が少ないのが特長です。
「ピコ秒レーザー」は、従来のレーザーより、短い照射時間に高い出力のレーザーを照射します。
レーザーの作用機序として、「Qスイッチレーザー」は、光熱作用(レーザーの熱によりあざを破壊する。)が主体でしたが、「ピコ秒レーザー」は、加えて、光音響作用(レーザーの力学的作用により砕いて破壊する。)が加わりました。
新しい作用機序により、これまでより高い効果が期待されます。
また、短い時間で照射することにより、皮下の空胞化形成(皮膚の下に空洞ができること) が少ないため、痂皮(かさぶた)ができにくく、将来にのこる副作用(色素沈着、色素脱失)が少ないと言われています。
「Qスイッチレーザー」は、照射後にレーザーによるダメージを認めることがありますが、「ピコ秒レーザー」では、ほとんどありません。
「Qスイッチレーザー」を使用していたときは、扁平母斑の治療は、濃いものだけに限定していましたが、「ピコ秒レーザー」では、色の薄いものも治療を行います。
レーザー治療後にかえって濃くなると言われることがありますが、多くは、「Qスイッチレーザー」による治療の後です。

治療回数の制限

「Qスイッチルビーレーザー」の保険適応には、治療回数の制限があり、健康保険では2回までの治療しかできません。
3回目以降の治療を行う場合は、「Qスイッチルビーレーザー」による治療も、自費扱いになります。

合併症

照射後は、痂皮(かさぶた)ができます。
顔面は、1週間程度、顔面以外は、10日~2週間程度で、痂皮ははがれます。
痂皮がはがれた後は、赤みがあります。
あざだけでなく、皮膚の肌色もレーザーに反応し、一緒に痂皮となってはがれるので、肌色がなくなり、白く抜けた状態となります。
白く抜けた状態は、回復して肌色に戻りますが、途中、反応性の炎症後色素沈着を生じます。
1ヵ月頃に一番色が濃くなり、3ヵ月くらいで肌色に戻ります。
3ヵ月よりも長い時間を要する場合もあります。
同時に、あざの再発を認めて、色が残る場合があります。
治療後の経過には、個人差がありますので、広範囲の扁平母斑は、小範囲のテスト治療から始めます。経過を確認してから、全体の治療を行います。

初回 無料トライアル

最新の「ピコ秒レーザー」による初回、テスト治療を無償で提供しています。
保険診療と自費診療を併用する混合診療は禁止されています。自費診療を受けてしまうと、今後保険での診療ができなくなり、通常保険でできる治療も自費扱いになってしまいます。
このことを踏まえ、当院では自費診療にならない、無償での治療トライアルを提供します。
1回目の治療(面積10cm2まで)に限り、無償で治療します。
ご自身で、効果、副作用に関してご確認していただき、今後の治療方針をご検討していただければと思います。

点状集族性母斑

扁平母斑は、通常は均一な茶色のあざですが、茶色の中に小さな黒い斑点が混在する場合があります。
これを、点状集族性母斑と呼んでいます。
濃い色素斑は黒子(ホクロ)の細胞(母斑細胞)からできています。
レーザー治療をすると、濃い部分の方が、先に改善することが多いです。
欧米と日本では、扁平母斑の定義が異なり、欧米では、点状集族性母斑のみを、扁平母斑(Nevus spilus)と呼んでいます。
日本では、均一な色のもの、点状集族性母斑を含めて、扁平母斑と呼んでいます。

ベッカー母斑

思春期になって発生する、肩に生じる、毛が同時に生えてくる有毛性の遅発性扁平母斑を、ベッカー母斑と呼んできます。
表面は少しザラザラし、境界はギザギザしていることが多いです。
比較的、高い治療効果が得られます。
毛が残る場合は、脱毛レーザーによる治療を追加する場合があります。

経線維腫症1型(レックリングハウゼン病)

カフェオレ斑、神経線維腫を全身に生じる遺伝性の疾患です。
扁平母斑が、6個以上多発している場合は、この疾患を疑います。
皮膚以外に、骨,眼,神経系などに病変を伴うことがあります。
遺伝性の疾患ですが、変異により生じ、両親にこの病気がなくても生じることがあります。
皮膚科受診の上、神経線維腫、聴神経腫瘍、骨格異常などの有無を調べる必要があります。

主に使用するレーザー装置
「ピコ秒レーザー」キャンデラ PicoWay
*詳細は、トピックス「扁平母斑(茶あざ)の治療」を、
ご参照ください。
平均的な治療回数
5回まで
治療間隔
3ヵ月ごと
治療料金
治療料金一覧へのリンク