診療内容
下記の疾患を取扱います。
患者様に寄り添った治療を行います。
色素性疾患
レーザーによる治療
黒色に反応する「ピコ秒レーザー」を使用し、黒色の部分を除去していきます。隆起している黒子(ほくろ)に関しては、はじめに、「CO2レーザー」を使用して、隆起部分を削ります。ほくろの色は、通常深部まで達するため、5~10回程度、またはそれ以上繰り返して照射する必要があります。この方法は、黒色の部分のみを選択的に取っていくため、ほとんど傷あとを残さずに、黒子(ほくろ)を除去することが可能です。レーザー治療は、まれに完全に除去できないことがありますが、手術瘢痕を作らずに、少なくとも改善させることはできます。
他施設において、「レーザーにより1回で黒子(ほくろ)が取れる。」とうたっているところがありますが、この方法は、上記とは異なり、削るレーザー「CO2レーザー」により、深部まで一度にえぐりとってしまう方法です。陥凹したあとが残ることがありますのでお勧めしません。治療回数が多くなっても、より良い結果のでる方法をお勧めします。
- ■主に使用するレーザー装置
- 「ピコ秒レーザー」キャンデラ PicoWay
「CO2レーザー」キャンデラ コア CO2RE - ■平均的な治療回数
- 5~10回程度、またはそれ以上
- ■治療間隔
- 1ヵ月ごと
- ■治療料金
- 治療料金一覧へのリンク
日本皮膚科学会による黒子(ほくろ)の悪性を疑うポイント
次にあげる4つのポイントのうち、2つ以上あてはまるときは、要注意です。できるだけ早く皮膚科を受診しましょう。
1. しみ・ほくろの形が左右対称性でない
2. しみ・ほくろのまわりがギザギザしている
3. しみ・ほくろの色が均一でなく、濃淡が混じっている
4. しみ・ほくろの直径が6mm以上ある
他に、ジクジク、出血も、要注意です。