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外傷、熱傷、虫刺され、ニキビ、かぶれなどによる炎症の後に、色素沈着を生じたものを、炎症後色素沈着と呼んでいます。 レーザー治療後、手術後に生じることがあります。 炎症性皮膚疾患(アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、乾癬、湿疹など)、皮膚感染症により生じることがあります。 強い日焼け、摩擦(メイク落としで擦ること、風呂で体を強く擦り洗いすること、歯ブラシが口唇にあたり擦れることなど)も、原因となることがあります。
メラニン色素が過剰に産生され、残存し、茶色となっている状態です。 炎症は、メラノサイト(メラニン色素を生成する細胞)を刺激し、メラニン色素を過剰に産生します。 過剰なメラニン色素が残り、炎症後の色素沈着となります。
通常は時間と共に改善します。 3ヵ月くらいで改善することが多いですが、経過が長く、半年、1年、それ以上を要することがあります。 改善せずに、長期に渡り残存することがあります。 体質的に色素沈着が出やすい人とそうでない人がいます。
はじめは、外用や内服等で、保存的に治療を行い、改善の少ない場合に、レーザー治療を試みます。 原疾患の治療も重要です。 ステロイドなどの炎症を抑える外用薬を使用することがあります。 接触性皮膚炎では、原因に触れないようにします。 摩擦が原因の場合は、摩擦が加わらないにします。 メイク落としはやさしく行います。 風呂で強く擦らないようにします。 歯ブラシは口唇に触れないようにします。
はじめは、外用や内服等で、保存的に治療を行います。 外用薬、ビタミンC、ハイドロキノンを使用します。 内服薬、ビタミンC(シナール)、ビタミンE(ユベラ)、トラネキサム酸(トランサミン)を服用します。 抗酸化作用とメラニン色素産生抑制作用があります。 保存的な治療で回復し、レーザー治療が不要な場合があります。 保存的な治療で回復しない場合は、レーザー治療を行いますが、レーザー治療の前に保存的な治療を行うことにより、レーザー治療後の炎症後色素沈着の発現を抑えることができます。
原疾患の治療、保存的な治療で改善しない場合、レーザー治療を試みます。 レーザー治療で改善することもありますが、レーザー治療後にも炎症を生じます。 炎症後色素沈着は、体質的に色素沈着の出やすい人に生じるので、レーザー治療を行っても改善しない場合、極端な場合は濃くなってしまうこともあります。 広範囲の場合は、テスト治療から始めます。 新しいピコ秒 YAG レーザーによる治療を強くお勧めします。 ピコ秒 YAG レーザーは、治療後の色素沈着の発生程度の少ないレーザーです。 *詳細は、レーザー装置「ピコ秒レーザー」の項目を、ご参照ください。
あざ・シミ 相談室(Q and A)
炎症後色素沈着は、レーザー治療で改善しますか。
保険取扱疾患
色素性疾患
太田母斑(青あざ)
異所性蒙古斑(青あざ)
外傷性色素沈着症
血管性疾患
毛細血管奇形(単純性血管腫)(赤あざ)
乳児血管腫(いちご状血管腫)(赤あざ)
毛細血管拡張症
自費取扱疾患
老人性色素斑(シミ)
脂漏性角化症(隆起のあるシミ)
肝斑(両頬の色の薄いシミ)
炎症後色素沈着
雀卵斑(そばかす)
黒子(ほくろ)
色素性母斑(黒あざ)
扁平母斑(茶あざ)
刺青(いれずみ)の除去
アートメイクの除去
血管腫(老人性血管腫)
ケロイド、肥厚性瘢痕
にきび跡の赤み
Vビーム抵抗性の血管性疾患 ロングパスル YAG レーザーによる治療
静脈湖
隆起性疾患・他
隆起病変、隆起性母斑(汗管腫、線維腫、軟線維腫、表皮母斑など)
外傷、熱傷による瘢痕
にきび跡の凹凸