肝斑、くすみ、細かい色素斑(シミ、そばかす)を対象に、「ピコ秒レーザー」を1064nmの波長で、弱く照射します。
ダウンタイムがほとんどない治療です。
当院は、すべての治療を、院長 医師 小林正弘 が直接行います。
くすみ、細かい色素斑(シミ、そばかす)を対象に、「ピコ秒レーザー」をフラクショナルハンドピース、Resolve Fusion
532nmを使用して、フラクショナル照射します。フラクショナル照射とは、レーザーを面でなく、点の集合として照射する方法です。
ダウンタイムの少ない治療です。全顔色調改善に効果があります。リジュビネーション効果もあります。
ピコ フラクショナル Resolve 1064nm(真皮リモデリング、肌質改善、毛穴改善)とは異なります。
当院は、すべての治療を、院長 医師 小林正弘 が直接行います。
炎症後色素沈着
えんしょうごしきそちんちゃく
外傷、熱傷、虫刺され、ニキビ、かぶれなどによる炎症の後に、色素沈着を生じたものを、炎症後色素沈着と呼んでいます。通常は時間と共に改善しますが、改善せずに残ることがあります。体質的に色の出やすい人とそうでない人がいます。レーザー治療で改善することもありますが、レーザー治療後にも炎症を生じます。炎症後色素沈着は、体質的に色の出やすい人に生じるので、レーザー治療を行っても改善しない場合、極端な場合は濃くなってしまうこともあります。はじめは、外用や内服等で、保存的に治療を行い、改善の少ない場合に、レーザー治療を試みます。
- ■主に使用するレーザー装置
- 「ピコ秒レーザー」キャンデラ PicoWay
- ■平均的な治療回数
- 1回(まれに2回)
- ■治療間隔
- 2回目を行う場合は、2~3ヵ月以降
- ■治療料金
- 治療料金一覧へのリンク
雀卵斑(そばかす)
じゃくらんはん
幼児より思春期から出現し、顔面の中央を中心に、左右対称にできる直径3~5mm程度の茶色の小斑点状のしみです。雀(スズメ)の卵殻の模様に色や形が似ていることから、雀卵斑と呼ばれます。レーザー治療により、良好な結果が得られます。
- ■主に使用するレーザー装置
- 「ピコ秒レーザー」キャンデラ PicoWay
- ■平均的な治療回数
- 1回(まれに2回)
- ■治療間隔
- 2回目を行う場合は、2~3ヵ月以降
- ■治療料金
- 治療料金一覧へのリンク
黒子(ほくろ)
色素性母斑(母斑細胞母斑)のうち、小さいものを黒子(ほくろ)と呼んでいます。ほとんどのものは良性ですが、一部に悪性化するものがあります。切除やレーザー治療を行う際には、慎重に悪性かどうかの診断を行う必要があります。
手術により切除する方法と、レーザーによる治療があります。手術は、1回の手術で、確実に切除することができます。悪性化が疑う場合は、切除して、組織を顕微鏡で見る病理診断をする必要があります。手術後は、「形成外科的」に処置をすれば、極端な瘢痕になることはありませんが、傷あとは残ります。良性のもので、整容的な結果を求める場合は、レーザーによる治療をお勧めします。
(当院では、手術の取扱いはありません。大学病院等へご紹介することは可能です。)
黒子(ほくろ)に関しては、悪性でないことの確認が必要です。可能であれば、事前にお住まいの近くの皮膚科で、悪性なものでないことの診断をお願いしています。特に診断書等を作成してもらう必要はありません。結果をお伝え下さい。
皮膚科のご受診なくご来院いただいた場合は、拝見した上で、必要があると判断した場合は、治療前に、当院から紹介する皮膚科の受診をお願いする場合があります。
レーザーによる治療
黒色に反応する「ピコ秒レーザー」を使用し、黒色の部分を除去していきます。隆起している黒子(ほくろ)に関しては、はじめに、「CO2レーザー」を使用して、隆起部分を削ります。ほくろの色は、通常深部まで達するため、5~10回程度、またはそれ以上繰り返して照射する必要があります。この方法は、黒色の部分のみを選択的に取っていくため、ほとんど傷あとを残さずに、黒子(ほくろ)を除去することが可能です。レーザー治療は、まれに完全に除去できないことがありますが、手術瘢痕を作らずに、少なくとも改善させることはできます。
他施設において、「レーザーにより1回で黒子(ほくろ)が取れる。」とうたっているところがありますが、この方法は、上記とは異なり、削るレーザー「CO2レーザー」により、深部まで一度にえぐりとってしまう方法です。陥凹したあとが残ることがありますのでお勧めしません。治療回数が多くなっても、より良い結果のでる方法をお勧めします。
色素性母斑(母斑細胞母斑)(黒あざ)
しきそせいぼはん(ぼはんさいぼうぼはん)
黒色の濃い色のあざです。母斑細胞と呼ばれる色を持つことがある細胞が集まったものです。面積の広いものは、細胞数が多いので、悪性化する(皮膚癌に変化する)可能性が高くなります。悪性化する可能性があるので、手術で切除する方が良いとする意見もありますが、整容的な結果を求め、レーザー治療による減量(細胞数を減らす)を選択する場合もあります。
(当院では、手術の取扱いはありません。大学病院等へご紹介することは可能です。)
黒あざは、レーザーによる治療が難しかったあざの一つですが、最近は、レーザー治療機器の進歩により、成績が向上してきました。
黒色に反応する「ピコ秒レーザー」を繰り返し照射し、黒色の部分を除去していきます。隆起している場合、また、隆起していなくても治療回数を減らすために、表面を、「CO2レーザー」を使用して削ることもあります。黒あざは、通常深部まで達するため、5~10回程度、またはそれ以上繰り返して照射する必要があります。回数が非常に多くなることがあります。回数を重ねても取り切れない場合もあります。
治療効果には、個人差があり、少ない回数で終了する場合と、回数を重ねても改善が少ない場合があります。回数を要すると判断した場合、その時点で手術に切り替えることは可能ですので、治療効果を見るために、はじめに、レーザー治療を試みることもできます。
- ■主に使用するレーザー装置
- 「ピコ秒レーザー」キャンデラ PicoWay
「CO2レーザー」キャンデラ コア CO2RE
- ■平均的な治療回数
- 5~10回程度、またはそれ以上
- ■治療間隔
- 1~2ヵ月ごと
- ■治療料金
- 治療料金一覧へのリンク
扁平母斑(茶あざ)
へんぺいぼはん
隆起のない平坦な茶色のあざです。色が薄いので、容易に取れると思われることが多いですが、実は、治療が難しいあざです。レーザー治療をすると、直後は、非常に良くなるのですが、とても再発しやすく、色が戻ってしまいます。
- ■主に使用するレーザー装置
- 「ピコ秒レーザー」キャンデラ PicoWay
*詳細は、トピックス「扁平母斑(茶あざ)の治療」を、
ご参照ください。
- ■平均的な治療回数
- 5回まで
- ■治療間隔
- 3ヵ月ごと
- ■治療料金
- 治療料金一覧へのリンク
刺青(いれずみ)の除去
しせい
刺青(いれずみ)は、レーザーで除去することができます。ピコ秒レーザーの登場により、その治療効果は大きく改善しました。ピコ秒単位の短い照射時間での照射で、従来の光熱作用(レーザーの熱によりあざを破壊する。)に加え、光音響作用(レーザーの力学的作用により破壊する。)による破壊が可能になりました。従来よりも少ない回数での治療が可能です。3波長のレーザーで、黒をはじめ、多くの色に対応できます。
ただし、刺青(いれずみ)は、傷を作って色を皮膚に入れているため、色が除去できても、傷跡が残る場合があります。入れている色素の性状、深さにより、除去できないこともあります。
削るレーザー「CO2レーザー」を併用する場合もあります。
* 詳細は、トピックス「ピコ秒レーザー」を、ご参照ください。
* 詳細は、トピックス「刺青(いれずみ)の治療」を、ご参照ください。
- ■主に使用するレーザー装置
- 「ピコ秒レーザー」キャンデラ PicoWay
「CO2レーザー」キャンデラ コア CO2RE
- ■平均的な治療回数
- 5~10回程度、またはそれ以上
- ■治療間隔
- 1~2ヵ月ごと
- ■治療料金
- 治療料金一覧へのリンク
アートメイクの除去
眉毛などのアートメイクは、レーザーで除去することができます。入れている色素の性状、深さにより、除去できないこともあります。
睫毛(まつげ)の上は、レーザーを照射するとまつげが生えにくくなることがあり、照射できません。
- ■主に使用するレーザー装置
- 「ピコ秒レーザー」キャンデラ PicoWay
- ■平均的な治療回数
- 3~5回程度
- ■治療間隔
- 1~2ヵ月ごと
- ■治療料金
- 治療料金一覧へのリンク